Color アトリエ廣重展  廣重明 創作染色 デッサン教室

5月22日(金)~24日(日)

武家屋敷 赤井家住宅(伊賀市)

アトリエ廣重展

― 文 : 上田保隆さん ―

若き日、ヒロシマを体感し、京都で造形を学び、幾多のアバンギャルド作家と交流しつつ造形修行して来た廣重明氏が三重県人となり、三重県洋画協会の仲間であることはとてもうれしい。83歳の年齢なぞどこ吹く風、いつも造形活動は意気盛んである。それでいて感性はナイーブなまでにシャイである。そんな廣重明氏の展が、城下町伊賀上野忍町、遠くに愛宕神社の赤い鳥居をのぞむ床しい武家屋敷赤井家で開かれた。私がまっさきに感動したのは、古い土蔵に潜入した氏ならではのオリカエシ版画の小品群が、あるがままの土蔵の壁と共に生かしあい、語りあっていた、見事なまでのコラボである。まさに「温故知新」の感性がここにあると私はみた。