NPO法人 三重県洋画協会の設立趣旨
三重県民に対して会員の創作活動や展覧会の開催をもって美術の振興をはかり、
又、会員相互の研鑽に資することを目的とする。
会長挨拶
NPO法人 三重県洋画協会 会長 真弓俊郎
いつのころか、大阪から絵の仲間が津にやってきた。ちょうどその時、三重県洋画協会展を開催中で会場を案内した。
「なんや、これ」観終わった彼の最初の感想だった。
具象、抽象にかかわらず、まして特定の会派にかたよらず、さまざまな表現が一堂に会している。そのことにたいする驚きの声だった。
三重県洋画協会を創りあげてきたのは、表現方法は違っていても、絵画に取り組むものは仲間だとする強い意識そのものだったと気づかされた。
そして、これこそが三重県洋画協会の存在証明だと。
それぞれの表現に真摯に取り組む姿勢が互いに刺激しあい、より高みをめざすことができる。
三重県洋画協会は、表現の苦しさを共に苦しみ、表現の楽しさを共有できる場所である。
(2019年6月30日就任)
協会の歩み
<創世記>
森谷重夫(故人)会長石倉豊副会長・大浦峰郎(故人)事務局長の体制で立ち上げ、多くの困難を乗り越え、さまざまな会派の枠がはずされた洋画団体が活動を始めたのであります。このような美術協会は広く全国を見渡しても例がなく、会員も三重県全域にまたがっており誠に素晴らしい団体と言わざるを得ません。年1回会員全員による展覧会を開催、裸婦研修会や風景研修会等を実施し美術団体としての堅実な歩みを開始致しました。
<変革期>
森谷会長死去の後会長は小野政幸、副会長は石倉豊・田島健次・上田保隆の3人体制、事務局長は伊藤清和が引き継ぎ様々な試みとして、展覧会出品規定の変更・裸婦研修会を年3回実施、通信に会員の展覧会活動の報告を始める等、新たな試みで三重県洋画協会への会員の積極的な取り組みを促して参りました。
<円熟期から未来へ>
小野政幸会長が退き田島健次会長から上田保隆会長、副会長は石倉豊・真弓俊郎・森重樹、事務局長は田村公男が引き継ぎ、三重県洋画協会は平成24年11月NPO法人の認可を受け堅固な体制となりました。年間の活動は例年通り引き継ぎながら通信の活動報告は会員の活発な活動を反映して充実した物になり、新たにチャレンジブースを展覧会場に設け若手作家の育成に力を入れています。また初代の会員が高齢になりつつある現在、三重県洋画協会の未来のために新たな試みが始められようとしており、次の世代への受け継ぎがどのような形でなされるのかが重要な課題となっています。
2021・2022年度役員
【理 事】
真弓 俊郎 (会長・津市)
倉岡 雅 (津市・副会長) 森 敏子(亀山市・副会長) 小野 道宏(津市・副会長)
伊藤 清和(津市) 伊藤 龍彦(菰野町) 伊藤 宏(四日市市)
太田 昌文(鈴鹿市) 大森 美和子(松阪市) 岡林 まち子(津市)
河合 正勝(津市) 後藤 邦夫(鈴鹿市) 中村 繁己(伊勢市)
林加代子(津市)
【監 事】
飯田 道嗣(津市) 前野 知恵子(名張市) 山下 正則(津市)
【顧 問】
石倉豊(紀北町)
【事務局】
田村公男(津市)
【運営委員】
伊藤亜優子(津市) 伊藤明淑(桑名氏) 岩﨑惠子(津市) 奥山かず子(津市)
角谷孝子(鈴鹿氏) 笠野建司(四日市市) 葛西徹(亀山氏) 川西みどり(津市)
河邑清(明和町) 倉岡としえ(津市) 剣山利人(志摩市) 小林誠一(鈴鹿市)
島田格(四日市市) 高橋秀典(津市) 冨田儀孝(伊賀市) 二井澄子(名張市)
長谷川實(津市) 浜口大蔵(津市) 藤田万智子(津市) 松島良一(鈴鹿市)
森本有一(志摩市) 吉見恵美子(四日市市)