上田保隆 個展
10月3日(水)~7日(日) 三重画廊(津市)
F0~F30まで43点。油彩のタブローを中心にパステル地の色紙、それに陶板を混じえての展示です。今回は、50年間の司馬遼太郎氏の「梟は忍者の化身である」という心境・心情から少し解き放たれ、肩の荷を降ろして、より重厚なものからより自由なものへ、より厳しいものからやさしいものへと氏の自画像ともいえる梟が自由にはばたいている様子がうかがえます。氏が学生時代から取り組んだ「仏教美術」の影響もあってか、寺院の御本尊のとなりに飾られても違和感のない一つのコスモス(宇宙観)を呈していました。