伊藤清和 絵画展
2月28日(金)~3月3日(火) スズカ画廊(鈴鹿市)
当画廊2度目の個展で、F0~F50、42点の出展です。色鉛筆による色紙、油画、日本画とバラエティーに富んだ展示です。油彩画ではなく油画としているのは、独立美術協会を立ち上げた1930年当時、協会の林武氏が洋画(西洋の真似)でなく日本の油絵ということで使った言葉だと記憶しています。やはり氏の独立美術協会会員としての矜持なのでしょう。また、日本画は和紙に岩絵の具と墨と金箔を使って描かれています。氏の懐の深さとチャレンジ精神には感服しました。いずれにしても美大時代に培ったキュービズムの構成と海外のアートフェアで培ったオリエンタリズムの情緒性の発露に他ならないのでしょう。