西尾恭子 絵画展 刻の風景Ⅱ
1月13日(木)~18日(火) アート・クラフト表現空間 VOLVOX(津市)
本年3月で閉館となる四天王会館VOLVOXギャラリーでの最後の展覧会です。刻の風景と題してF0~F130号16点油彩の作品が展示されました。DM作品の古びたポンプを描いた「刻」のシリーズ。F130・S100・F100と氏のポンプに対する愛着が見て取れます。また、小品の「朽ちていく」のカボチャ・マルメロの静物画シリーズ。氏が普段農業を営んでいて、昔から朽ちていく畑にあるポンプを見つめてきた刻の流れがキャンバスを通して提示されます。「農」の中に身を置く泥臭く落ち着いたスタンスと物の見方、この作家の骨太さは本物で、この先が楽しみな作家の一人です。