中村繫己展  鉛筆と銀筆との混合技法

中村繫己展  鉛筆と銀筆との混合技法

3月16日(水)~20日(日)    三重画廊(津市)

 

二紀会準会員中村繫己さんの個展です。鉛筆・銀筆の描写画から油彩F0~S100号24点の展示です。特に破れた新聞や紙に人物が見え隠れする作品は、二紀会本展に出展され東京でも高い評価を受けているようです。伊勢市長賞・大王大賞展・県展最高賞の実績がある描写力は健在で、新聞の持つ社会性やそこから来る世の中の不安とそこに活きる我々を含めた人たちの関係性を鋭く描き込んでいます。油彩で描かれた花を中心とした静物にも氏ならではの視線が及んでいるように思われます。