亀山トリエンナーレ2022

亀山トリエンナーレ2022

10月30日(日)~11月19日(土)       東町商店街・旧東海道沿い建造物・亀山市文化会館(亀山市)

伊藤明淑さん・オノ・ミチ・ヒロさん・倉岡雅さん・田村公男さん・藤田昌久さん・森敏子さん

 

2020年からコロナ禍により延期されてきた亀山トリエンナーレ2022が、21日間の会期を終了しました。

言うまでもなく亀山に根付いた現代アートの祭典ですが、アメリカ・メキシコ等海外や県外からの出展が多い、国際的なものになってきました。当会からも6名の作家が出品しました。小生に限って言えば、風景を描く具象作家の作品が、レベルの高いインスタレーションやパフォーマンスの中でどういう風に見えるのか、また、どういう風な見せ方をするのか、いつも挑戦する心持ちでいます。

天候にも恵まれ、県内外からたくさんの観覧者が訪れました。特に若い女性の方が多く、出品者・観覧者ともに高齢化している三重県洋画協会や全国一般の公募展から見ると羨ましい限りです。やはり事務局をやっている当会副会長の森敏子氏やキュレーションのアドバイスをしていただく専門家の方々の働きが大きいのだと思います。また、亀山市をはじめ行政の補完も大きいようです。県の文化予算や県立美術館を中心とする文化行政は、三重県にあっては、だんだん貧弱なものになっています。我々三重県洋画協会や作家たちが、行政に対してもう少し「物申す団体」としての役割を果たしていかなければと感じました。